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昭和16年(1941)
十月末ごろ、大洋丸船上の軍事オブザーバー二名が精密な気象データを集めた。同船は、ミッドウェーとアリューシャン列島のあいだを東進し、ついで南に向きを変えるという攻撃部隊とまったく同一航路を通って、ホノルルに入港したのである。二人のオブザーバーは、ホノルルに到着後、新たに港内の航空写真を撮り、役に立つ二、三の資料も入手した。たとえば、米艦隊はラハイナには集結しておらず、週末はあいかわらず休暇とレクリエーションで過ごすといったスパイ情報を確認している。
(「パールハーバー」 読売新聞社 1987 p352 Wohlstetter,Roberta)